• FERRARI_IDING_512TR_01
  • FERRARI_IDING_512TR_02
  • FERRARI_IDING_512TR_03
  • FERRARI_IDING_512TR_05
  • FERRARI_IDING_512TR_06
  • FERRARI_IDING_512TR_09
  • FERRARI_IDING_512TR_10
  • FERRARI_IDING_512TR_11
  • FERRARI_IDING_512TR_14
  • FERRARI_IDING_512TR_15
  • FERRARI_IDING_512TR_16
  • FERRARI_IDING_512TR_17
  • FERRARI_IDING_512TR_18
  • FERRARI_IDING_512TR_19
  • FERRARI_IDING_512TR_21
  • FERRARI_IDING_512TR_22
  • FERRARI_IDING_512TR_23
  • FERRARI_IDING_512TR_24
  • FERRARI_IDING_512TR_26
  • FERRARI_IDING_512TR_27
  • FERRARI_IDING_512TR_01
  • FERRARI_IDING_512TR_02
  • FERRARI_IDING_512TR_03
  • FERRARI_IDING_512TR_05
  • FERRARI_IDING_512TR_06
  • FERRARI_IDING_512TR_09
  • FERRARI_IDING_512TR_10
  • FERRARI_IDING_512TR_11
  • FERRARI_IDING_512TR_14
  • FERRARI_IDING_512TR_15
  • FERRARI_IDING_512TR_16
  • FERRARI_IDING_512TR_17
  • FERRARI_IDING_512TR_18
  • FERRARI_IDING_512TR_19
  • FERRARI_IDING_512TR_21
  • FERRARI_IDING_512TR_22
  • FERRARI_IDING_512TR_23
  • FERRARI_IDING_512TR_25
  • FERRARI_IDING_512TR_26
  • FERRARI_IDING_512TR_27

FERRARI_IDING_512TR_overview
V型12気筒エンジンをリヤミッドに搭載するフェラーリのフラッグシップとして、1991年から1994年までラインアップされた512TR。エンジン型式こそ先代のテスタロッサに搭載されたティーポF113型を踏襲するが、最高出力は390ps/6300rpmから428ps/6750rpmに向上。併せて、エンジン重心高の低下やホイール&タイヤの18インチ化など、走りの性能に磨きがかけられている。
そんな512TRをベースに独自のチューニングを施したのが、1997年に登場したアイディングのコンプリートモデル、F512TR・SⅢタイプAである。特に注目したいのはエンジンで、まずオリジナルピストンによって排気量を4942ccから5371ccまで拡大。カムシャフトやバルブなども同社独自の設計に変更され、吸排気効率を大幅に向上させたことで、最高出力はノーマル比100psアップとなる527ps/7100rpmに到達している。
結果、谷田部(JARI)の高速周回路で行ったテストでは0-100km/h加速タイム3.8秒、0-400m加速タイム12.0秒、最高速は321km/hと、圧倒的な動力性能をきっちり数値として残してみせたのである。もちろん、闇雲にパワーを求めたのではなく、「コンプリートカーは、かくあるべし」という姿を見せるべく、エンジンスペックに合わせて各部のバージョンアップを図っているのがアイディングの真骨頂。足回りには精度や剛性に優れる鍛造削り出しのケースを採用し、専用セッティングが施されたビルシュタイン製ダンパーを装着。そこにアイバッハ製スプリングが組み合わされる。
さらに、前後の車高バランスやアライメント調整にも同社のノウハウが惜しみなく注ぎ込まれ、操安性とハンドリングを高い次元で両立している。また、速く走るためには必須であるブレーキチューンも抜かりなく、レースシーンで数々の実績を持つAP社と共同開発したキャリパーを前後にセット。フロント6ポット、リヤ4ポットで、パッドにはPFC製カーボンメタルが奢られる。さらに、リヤのディスクローターを大径タイプに交換することで絶対的な制動性能を高めながら、前後の制動力バランスも適正化しているのである。
足元を締め括るのはBBS製オリジナルアルミ鍛造ホイールで、純正ホイールに対して1本当たり約1kgの軽量化を達成。そこに組み合わされるエクスペディアS01と合わせて、確実なロードホールディングを約束してくれる。これだけのパフォーマンスを誇りながらエアロパーツなどは一切装着されず、ベースとなった512TRとの外観上の違いはホイール程度に留まる。それは512TRが生まれながらにして優れた空力特性を身につけている証であり、見方を変えれば、必要がなければ手を加えないというアイディングという、日本が世界に誇る正統派チューナーの不文律でもある。能ある鷹は爪を隠す…むやみに能力を誇示しないところが実に玄人好みの1台と言える。
当個体は完全なガレージ保管に加え、アイディングの井出新勝代表自らによる各部のリフレッシュも施された珠玉のコンディションを保っている。