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1970_TOYOTA_2000GT_overview
国産車初の本格的GTカーとして1967年に登場したトヨタ2000GT。スタイリングは流麗なロングノーズ&ショートデッキという伝統的なスポーツカーのそれで、リトラクタブル式ヘッドライトを持つのが特徴と言える。シャシーは強固なX型バックボーンフレームで、4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションに4輪ディスクブレーキ、ラック&ピニオン式ステアリングなど、当時の最新メカニズムが惜しみなく採用されていた。
ボンネットの下に収まるのは、2ℓ直6のM型エンジンにヤマハ発動機の設計によるDOHCヘッドを載せた3M型。3連装されたミクニソレックス製キャブレターで燃料供給が行なわれ、当時の国産車では最強のスペックとなる150ps/6600rpm、18.0kgm/5000rpmを発揮した。ミッションは5速MTで、0-400m加速タイム15.9秒、最高速度は220km/hと、海外の2ℓクラススポーツカーを凌ぐ動力性能を見せつけたのである。
トヨタはそのパフォーマンスと耐久性の高さを証明するため、発売前年の1966年、谷田部高速周回路(JARI)においてスピードトライアルに挑戦。6時間の平均速度210.42km/h、1万5000km走行の平均速度206.04km/hなど、13のカテゴリーで当時の国際記録を樹立した。また、国内では1966年の第3回日本グランプリで3位入賞、同年の鈴鹿1000kmでは1-2フィニッシュを飾った他、1968年には、かのキャロル・シェルビーによるマネジメントの下、SCCAクラスCシリーズに参戦するなどアメリカでもレースを戦った。
1969年8月にマイナーチェンジを実施。後期型はフォグランプが小型化され、逆にフロントウインカーやリヤサイドリフレクターが大型化されるなどデザインを変更。北米市場では2.3ℓ直6SOHCの2M-B型(140ps、20.5kgm)を搭載するモデルも存在した。生産台数は国内向けの前期型が110台、後期型が108台の計218台で、海外向けが102台とされている。
当個体は、内外装ともに約2年の歳月を掛けて完璧と言えるレベルでレストアされたもので、快適装備として希少な純正クーラーも設置されている。また、ダッシュボードやセンターコンソールを始め、日本楽器の木工技術を大いに活かした良質な木材からなる高品質かつ高精度な内装の仕立ては国産初の本格的GTカーの名に恥じないもので、思わず目を奪われるほどの美しさを誇る。その木目一つ一つから素材の温もりや職人の丁寧な仕事ぶりを窺い知ることができ、ステアリングを握れば、まさに当時の日本工業技術の粋が集められたことを強く実感できる。
機関に関してもすこぶる調子が良く、ひとたびスロットルを開ければ心地よい加速感を堪能できることは間違いない。ぜひ実車を目の当たりにして、その品質の高さを感じてほしい1台である。