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SPOON_S2000_overview
往年のホンダFRスポーツ、“エス”の名を約30年ぶりに冠したモデルが1999年に発売されたS2000。専用設計のハイXボーンフレームを採用することで、オープン2シーターボディながら抜群のシャシー剛性を誇り、クローズドボディの車両と遜色ないハンドリング&コーナリング性能を披露する。
搭載されるエンジンは可変カム機構VTECを備えた2ℓ直4DOHCのF20C型で、リッターあたり125psというNAとしては世界トップレベルとなる250psものパワーと、常用9000rpmを両立した超高回転型ユニット。組み合わされる6速MTを含めて、パワートレインも専用設計となる。S2000は長らく途絶えていたホンダFRスポーツの復活を強烈に印象付けた、ファン待望のエポックメイキングなモデルだったのである。
10年に及ぶ生産期間でマイナーチェンジは何度か行われているが、まず2003年にボディ剛性のさらなる向上が図られ、2005年にはストロークアップによって排気量を200cc拡大したF22C型が搭載されることになり、併せて6速MTのギヤ比も見直された。車両型式がAP1からAP2へと変更されたのがこの時である。また、2008年にはVSA(電子制御車両挙動安定装置)の採用や、空力特性およびハンドリング性能に磨きをかけた新グレード、タイプSの設定などが行われた。 走りに関して優れたパフォーマンスを見せるS2000がレース用マシンのベース車両として選ばれるのは当然のなりゆき。ホンダ専門チューニングメーカーのスプーンが、スーパー耐久ST-4クラスに参戦するため製作した1台が、2016年まで3シーズンにわたって実戦をくぐり抜けてきた、この個体である。
これまで10数台に上るS2000スーパー耐久仕様の製作を手がけてきた同社において、最後のホワイトボディをベースに仕上げた1台というのが最大のポイントと言える。エンジンの仕様はJAFのN1規定に則ったもので基本的にはノーマルだが、ピストンやコンロッドの動的バランスを取るため、純正パーツの中から重量が近いものをセレクトして使用。パーツ組み付け時も各部のクリアランスや締め付けトルクなど徹底的にこだわり、エンジンマネジメントにはセッティングの自由度が高く、緻密な制御が可能なモーテックを導入する。
結果、本来の意味でのチューニング=調律が施されたF20Cは市販エンジンを凌ぐパワー感やレスポンスを実現しているのである。また、外装は市販のエアロパーツ装着が認められたスーパー耐久のレギュレーションに則り、同社オリジナルの前後エアロバンパーやGTウイングがセットされる。あくまでも市販車の延長線上に存在し、そのイメージを色濃く残しているスプーンのS2000スーパー耐久仕様。必要最低限のメンテナンスさえ施せば、即サーキットでそのポテンシャルを解き放つことができるのは言うまでもない。